オススメ度 ☆☆★★★
これ難しいわ。今まで数々のホリエ本を読んできたけど、段違いの難しさ。だけどこれは理解しないといけないんだと思う。最近も仮想通貨の創業者が死んでしまって、パスワードがわからなくてもう引き出せなくなったっていうニュースがあったよね。
前半はいろいろな仮想通貨の事件やできた経緯なんかが書いてあって、ここが本を放り出したくなるほど難しかった。あ、私は、よ。
第４章になってようやく日本の通貨の歴史が出てきて一気に面白くなったよ。大阪（大坂）には世界最古の先物取引所があった、とか。これ知ってはいたんやけど、金貨、銀貨、米のことやというのは今回この本を読んだおかげでクリアにわかるようになった。
第５章ではホリエモンが何故仮想通貨のことをみんなに知って欲しいかを説明する。銀行は役目を終えつつあり、なくなる。ATMなど必要のないもっと自由な生活がやってくる、と。私がわかったのは、クラウドファンディングで資金集めぐらいかな。あとは知らなかった。エストニアが電子国家へと舵を切ったとか全然知らんかったもん。
最後にグーグル共同創業者の一人、ラリー・ペイジの言葉が印象深かったので置いておきます。
「今はもう充分に『豊かな時代』なのだから、必死になって働く必要はないのでは？」続けて
「我々が幸せになるために必要な資源は、かなり少ない。今ある資源の１%以下じゃないかと思うくらいだ。多くの不必要な活動が、忙しさや環境破壊の元凶になっているんだ。」
特に若い皆さんは熟読をオススメします。
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